もぐもぐロンリー記

2009/04/10

手抜き

ロンリーとは、テニス同好会で知り合った。新入時、ヤツは素人だったが、卒業時も素人みたいなものだった。まともに練習してないしな。

追いコン。壇上でヤツは謝辞を述べる。「テニスの二の字も知らない私を…」

テは知っていたらしい。

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2009/04/09

見本

なんで、もぐもぐなんですか?と問われるが、それは僕がもぐもぐ話すから。食べている訳ではない。初対面の人は、だいたい話を聞き取れないらしい。

なるほど、しばしば僕の渾身のジョークがスルーされることがあるが、きっと、それは面白くないのではなく、皆が聞き取れないだけに違いない。可哀相になあ>聞き取れなかった人

そういう話をロンリーにすると、「そもそも君は面白くないから!」と全否定される。じぁあ、面白さの見本見せれ、というと、ヤツは困った挙句に言う。

「一太郎が言ったろぅ?」

ある意味、面白い。

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2009/04/03

深夜に仕事中、久々にロンリーから電話があった。第一声は「春…だなあ」。

わー、電話をかけてきた挙句に独り言かよ!こちとら、納期前日で、徹夜状態だというのに!

つーか、「春」と「だなあ」の間に、溜を入れるのはどうかと思うぞ!

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2009/02/10

クラスメート

ロンリーと学生時代の話になる。

「ウチのクラスメートには面白い奴いなかったしな」というので、「(お前と)類友なんだから、仕方ないよ」と諭すと、「いやいや、クラスに友達いなかったし!」と友という言葉に過剰反応するロンリー。

あまりに相変わらずなので、なんかちょっとだけホッとした。お互い良い年になるといいよな、ロンリーよ。

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2008/06/10

温度差

あれは、2002年ワールドカップの頃。日本×ベルギー戦での日本勝利の翌日、会社で10人くらいと話したのだが、誰からもW杯の話が出て来ない。

おかしいよ、W杯は時事ネタだと思ったのに。「稲本の幻のゴールはファールじゃないよね」とか「楢崎のセーブもPK取られて然るべきだよね」とか、にわか評論家を気取りたかったのに。

皆、W杯なんてどうでも良いと思っているのだろうか?

でも…サッカーの話がしたい。ミーハーと言われても良い。サッカーの話を誰かと共有したい。したいのだ!

夜、ロンリーから電話が掛かってきた。チャンス!

ここぞとばかりに「あれだけ決定力不足と言われた日本代表が2点も得点したのは評価だよね」とか「でも、まだこぼれ球を拾ってのゴールだけで、まだ攻撃の形が出来てないよね」とか少ない知識をフル活用してネタ振りしてみたのだが、ロンリーはそれを遮り、熱く語り始める。

「サッカーなんてどうでもいい!
 そんなことより、辻仁成が中山美穂と結婚したんだぞ!!」

それ、極めてどうでも良いし…

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2008/03/31

生きているだけで

あきらかに不幸なのに、「生きているだけで、幸せですから」と微笑む女の子。

その笑顔に衝撃を受けたロンリーは、自分の人生を振り返り、悩み始める。
多分、君の不幸の根源はそこにある。

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2008/02/25

友情とは

ロンリーが部屋を掃除していたら、17,8年前に来た年賀状が出てきたそうだ。今では喧嘩別れして疎遠になった友人からのものらしいが。

そこには、一筆、「友情は金には代えられない」と書いてあったという。

僕は苦笑しながら「随分と重い(内容の)年賀状だな」と言うと、彼はしばらくの沈黙の後、「ああ…。だが、それは、真実だったよ」と答えた。

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2008/01/18

過去に戻れるなら

もぐもぐ「過去に戻れるなら、いつに戻りたい?」

ロンリー「精子の頃に戻りたいね。自分が受精する前に、隣の精子に道を譲りたい」

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2008/01/17

自己紹介

合コンでは、

「実は僕、宇宙人なんです」

と、自己紹介するロンリー。大抵は無かったことにされるらしい。

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2008/01/11

逆鱗(2)

Wild系男に金を無心されて、怒り心頭のロンリー。怒り冷めやらず、ストレス解消のために僕のところまで電話を掛けてきた。

まあ、その男がおかしいのは分かったが、そこまで怒る必要は無いのでは?と言うと

「だってアイツ酷いんだぜ?
 『オレには友達が沢山居る』とかほざいていたくせに、金借りる時は 『もう、ロンリーさんしか頼る人が居ないんです』だってよ。矛盾してる!」

「友達が沢山」という部分に過剰反応しすぎだろ、と指摘すると、

    「そうそう、オレ友達少ないからさぁ…って、なんでやねん!」

と、ノリツッコミ。その後、自傷発言にダメージを受けたのか、しばし無言のロンリー。僕は何も出来なくて、ただ彼を見守るしかなかった。

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2008/01/10

逆鱗(1)

ロンリーからの電話。ヤツの第一声は

「オレ、最近付きまとわれてるんだよ」

全く興味がわかなかったが、儀礼的に、誰に?と問う。ヤツは卑屈に笑い、

「女……じゃない」

と、かなりイラつくギャグを飛ばしてくる。この段階で脱力し、本当にどうでもよくなっていたのだが、きわめて儀礼的に、で、誰に?と問う。

「Wild系」

…Wild系って…。

ここから先は話が長いので要約する。

地元のサークルで知り合った、ちょい長渕系三十路男と意気投合し、一緒に飲みに行くようになったらしい。そこまでは良いが、先日、その彼から電話があり、1万円ほど無心されたという。理由が『出会い系サイトにハマって金が無いから』。

それに対してロンリーは大激怒。

「Wild系の前は格闘オタクに付きまとわれてたし、その前はマルチ野郎だし…もうロクでもないよ。」

と嘆く。

とりあえず、お前が変な人に人気があるのは良く分かった。類友ってヤツね…。

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2008/01/03

年賀状

毎年、年始になると

「友達少ないから年賀状が来ない」

と嘆いてばかりのロンリー。年を経るごとに減っていき、今では数枚程度だそうだ。

ところが、今年は違った。元旦に郵便箱を見ると、そこには溢れんばかりの年賀状が入っているではないか!

「こんなに一杯なんて返事書くのが大変だよ!」

なんて、うれしい悲鳴をあげたところで目が覚めた。これがロンリーの初夢だったそうで…。

この話をしながら、ヤツはハハハと笑っていたが、その声が微妙にうわずっていたのを感じた。だから、オイラは「そんで、今年は何枚年賀状をもらったのさ?」等と、追い打ちツッコミをすることはできなかった。

今年も寂しい年になりそうだなぁ、ロンリーよ。

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2007/12/26

告白

高校時代のある日、ロンリーは友人のA男(仮名)から相談を受ける。それは、A男が好きなB子(仮名)に告白したいというもの。そして、A男はロンリーにすがるように懇願する。

「B子に告白するからさ~、ここに連れて来てくれない?
 お願い!!」

ロンリーは気乗りしなかったのだが、友人が頭下げて頼んでいるのだから、無下にも断ることも出来ない。しぶしぶ了承し、B子の居る教室に向かった。

教室に着き廊下から中を覗くと、丁度、B子が一人で居るのが見えた。チャンスに思ったロンリーはズカズカと教室に入り込むと、帰り支度に勤しんでいるB子に向かって話しかけた。

「ちょっと来てくれない? 告白し…(たいんだって、A男が)」

告白という言葉に危険を感じたのか、すかさずB子はロンリーの言葉を遮り、

「ゴメン、好きな人がいるから」

と冷たく言い放つと、そのままスタスタと教室を出て行ってしまった。その場に取り残され、一人立ち尽くすロンリー…。

この史上に残る告白大作戦は、A男の代理でB子を呼びに行っただけのロンリーが、全く関係ないのにも関わらずB子に振られるという散々な結果に終わった。

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2007/12/24

never

久々にロンリーから電話があった。しばらくして着信に気づき、折り返したら

「今、M-1見てるから」

という理由で、10秒程度で冷たく切られた。…アイツ、まだ諦めていないな…

ロンリーとの出会いは、かれこれ十数年前になる。
初めて会ったとき、ヤツは中学時代からずっと暖めていたギャグを披露してくれた。

「一太郎は、言ったろう?
 二太郎は、煮物を煮たろう
 三太郎は、…」

これが十太郎まで続く。最初は面食らい、唖然としたものだ(つか、中学時代から暖めてたって…)。

でも、聞いているうちにだんだん楽しくなってきた。仲間内でも広く知られるところとなり、小さなコミュニティではあったが、ある種のヒーロー(?)として祭り上げられていた。アイツが居なければ、何も始まらないという時期が間違いなくあった。ヤツの黄金時代。

「オレのアイデンティティはギャグだ」と言い切っていたロンリー。しかし、最近は、そんな話も出ない。だいたい愚痴を聞かされて会話が終わる。

でも、ヤツは諦めていなかった。きっと、M-1を見て奮起し、今頃、新作ギャグの製作に取り組んでいるのではないだろうか。年末年始、ヤツの動きに、目が離せないでいる(嘘

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2007/09/05

東京砂漠

今は故郷にUターンしているロンリー。東京に戻りたいと言う。曰く、

「田舎は詮索が激しい。都会なら、皆、放っておいてくれるから気が楽だよ。」

でも、

「君は人見知りだし、放置されるならば、マジに孤独死するかもよ?」

と問うと、貝のように無言になってしまった。

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2007/09/04

マイウェイ

こっちの事情はお構い無しで、寂しくなると、電話してくるロンリー。

仕事中、ロンリーから電話が掛かってきたことに気づいた。忙しかったので、1時間後に、喫煙ゾーンに行って掛け直した。そしたら、奴は

「ゴメン、今、テレビ見てるから、後にして」

キーサーマー!!

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2007/08/28

真夜中のラブレター

真夜中は、いつもの日常とは違った特別な時間帯だ。妙に気持ちが盛り上がり、勢いで好きな女の子にラブレターを書きあげ、次の日の朝、読み返して赤面する。

そんな話をロンリーに振ろうとした。

もぐもぐ「昔、ラブレターって書いたじゃん?」
ロンリー「いや、無い」
もぐもぐ「マジ? じゃあ、告白どうしたわけ?」
ロンリー「テレパシー」

頼むから、違う世界に行かないでくれ…

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2007/08/22

アポイントメント(2)

やめとけって言ったのに、結局、ロンリーは例のイベントに行ったそうだ。宝石販売のイベントだったらしい。

案の定、イベント会場で揉め、担当の女の子に号泣され、裏から出てきた若造に罵倒され、それでも何も買わずに帰ってきたとのこと。

挙句に僕に愚痴る。「そもそも何で行ったのか?」と問うと、

「だって、新しい友達が出来るかもしれないじゃん…」

ロンリーよ、そこまで飢えていたのか…

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2007/08/21

アポイントメント

ワン切りですら夢の中。友人から全く電話が掛かってこないことを悩むロンリー。

でも、先日久々に電話が会ったらしい。女の子から。しかもデートにまで誘われたそうだ。曰く、

「今度の日曜日、イベントがあるのでいらっしゃいませんか?」

それ、アポイント商法ですから…。

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2007/08/08

ロンリーは怒っている

俺はまだまだ中途半端。俺がオタクだなんておこがましい。そんなの真のオタクに失礼だ!

と、力説するロンリー。でも、君は、どこをどう見てもオタクですから。

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2007/08/07

幸せ探し

人は、不幸であると認識した時点から、不幸になる。

だから、ロンリーは幸せを探す。仮に、日常が苦渋に満ちていたとしても、その中に小さな幸せを見つけ出そうとする。

ロンリーの幸せ。

「ペプシを買ったら、オマケが付いていた。ああ、幸せ。」
「事故られ車半損したので中古車購入。車選び楽しかった。ああ、幸せ。」
「チョコエッグを店頭で見つけたが、敢えて買わなかった。我慢できる自分。ああ、幸せ。」

「それ…本当に幸せなわけ?」という僕の問いに、「ああ、幸せだよ!とっても幸せだよ!!」と力説するロンリー。思わず目頭が熱くなった。

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2007/08/01

ONEWAY

ロンリーはエコーズが大好き。特に"ONEWAY RADIO"が好きだそうな。以下、歌詞引用。

眠れない夜空を抱いて ちっぽけな悩み抱えて
Radioにそっと耳を傾ける
いつだって僕はリスナーで 君の話聞いているだけさ
誰かに言いたい事もあるのに

今夜こそは、Radioと話したい
今夜こそは、僕の話を聞いてよ、DJ

Radio聞こえているか? Radio僕らの声が
wow 孤独なメッセージ…

「良いよね~!良いよね~!」を繰り返し続け、最後の方は恍惚として、歌を口ずさんだりしている。

ロンリー、気持ちは分からなくもないが、なんつーか、今、お前がONEWAYだから。

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2007/07/27

どんだけ〜?!

流行語は言うタイミングが難しい。

ロンリーは、どんだけ〜?!を試してみたらしい。

ロンリー父 「そういえば、あれ欲しいなぁ」

ロンリー  「どんだけ〜?!」

ロンリー父 「じゃあ、3つ買ってきて」

普通に会話になってしまったらしい。

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2007/07/25

ワン切り

友人はおろか、誰からも電話が掛かって来ないことを嘆くロンリー。

ある日、酒を飲んでいたら、携帯が鳴ったそうだ。慌てて取ると、すでに切られていた。

「チッ、ワン切りかよ」

そこで目が覚めた。

ワン切りすら、夢でしか掛かってこない彼に、明日はあるのか?

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2007/07/23

旧友からの電話

「あのさぁ…ネットを見てたらさぁ、10万円を振込めって表示されたんだけど…」

ロンリー…久々に電話が掛かってきたと思ったら、それかい!

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2007/07/19

ロンリーは生きている

新人で配属の初日、皆の前で自己紹介を求められ、親指を立てながら、一言。

「友達いない俺だけど、シャイなハートが熱いぜ!」

以降、誰も話しかけてくれなかったという逸話を持つ男、ロンリー。

奴はまだ生きている。

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